【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:家庭用商品、オフィスに無償提供」から
2012/11/07
2012.11.2 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:家庭用商品、オフィスに無償提供」から
ネスレ日本のコーヒーメーカー戦略
コラムの著者中村泰子氏(ブームプランニング社長)が語るのは、ネスレ日本が家庭用インスタント専用コーヒーマシン「ネスカフェ バリスタ」(9千円)をオフィス向けに無償提供する企画である。
○本格的コーヒーを狭い給湯室でも使えるメリット
国内販売台数が2009年の発売から累計100万台を突破した人気商品。インスタントコーヒーで、表面に泡のあるエスプレッソタイプやミルクを泡だてたカプチーノなど5種類のメニューがボタン操作でできるという。本格的なコーヒーを家庭で飲む世代にもいろいろな飲み方ができると好評である。
一方、オフィスでは経費節減でコーヒーサーバーの撤去も増えてきたが、同製品なら専用カートリッジを使うと、ブラックコーヒーが一杯約14円とお手軽でることや本格的コーヒーが飲めるとあって、オフォス向けに無償提供を考え始めた。この企画は予想の2倍を超えるペースで応募が増え、小さくて場所を取らない、来客時にも失敗がなく安心と好評とのことである。
家庭用商品を職場に提供することで、次は自宅を狙うという戦略だ。業務用と家庭用の境界が小さいせいかもしれない。
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