【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:出版甲子園、『売れる本』が目標に」から
2012/11/26
2012.11.21 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:出版甲子園、『売れる本』が目標に」から
「若者パワーと発想力」対「オトナの商業主義」
コラムの著者 中本千晶氏(ジャーナリスト)が取り上げるのは、本を出版したい大学生と出版社をつなぐイベント「出版甲子園」(2012年11月4日東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催)である。
○「大学生が本を出す」価値から「大学生も売れる本を出す」価値への変化
2005年以来8回の開催を迎えた同イベントは、ウェブによる書類審査など3次にわたる厳しい審査の後、10の企画書が決勝大会でプレゼンテーションできるもので、審査員は大手出版社の編集者や書店員が務め、厳正な判断が下された。
大学横断のサークルとして運営されているこのイベントも、質が向上し、初期のころの大学生の出版という希少性価値から今や売れる本を大学生が如何に書くかといったものに移行してきている。学生時代から「経験」と「実績」がないと決勝大会には残れない。
○出版甲子園は次の段階へ
中本氏も今までの「若者のパワーと発想力」と出版関係者の「オトナの商業主義」の戦いに変わりつつあるという。商業主義に委縮することなく、パワーと発想で乗り切ってほしいもんである。
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