【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「実践!ワークライフバランス(WLB)経営⑭:連立方程式で考える、周囲のメリットも配慮」から
2012/11/23
2012.11.20 日経産業新聞の記事「実践!ワークライフバランス(WLB)経営⑭:連立方程式で考える、周囲のメリットも配慮」から
周囲も絡む全社活動へ
コラムの筆者 渥美由喜氏(東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)は、推進法のくふうとして支援対象者だけの支援でないことを指摘している。
○副作用
ワークとライフの両面で当事者だけを支援すると、周囲の反発などの副作用を起こして逆効果になることがあるという。
渥美氏はとある流通業A社を事例に支援の範囲についても説明している。
- パートの女性と正社員の対立の潜在:
- 正社員よりも年長
- 自分たちの若いころは仕事か育児の選択しかなかったという思い
- 正社員への手厚いサポート⇒しわ寄せがパート社員にくる
- 渥美氏の手法
- 男性も含めた育児休業キャンペーンの実施
- パートの年配女性たちを中心に「世話好き世話焼き(略称:すき焼き隊)」の結成で若手社員のライフアドバイザーになってもらう
- 「女性プロジェクト」を年配のバリバリ女性をリーダーにして、女性ならではの視点で商品開発を行う
- 世話になった人が世話をしてくれた人に「ありがとうカード」をプレゼントし、枚数が一定を超えれば社内表彰をおこなう
このような活動で、多くの時間外労働は減り、女性社員の団結力は強まった。男性社員には女性社員から評価の高さで選抜し、社内でのトラブル集を映像にまとめ社内で共有する活動を行った。
このような方法で、会社全体が業務改善に対する参加意識をもつようになったという。
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