【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:届かぬiPhone5と不満大国」から
2012/10/16
2012.10.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:届かぬiPhone5と不満大国」から
デモや暴動が日常化している中国
コラムの筆者の指摘は興味深い。不満大国となっている中国とiPhone5の出荷遅延との関係はいかに?
○予約したiPhone5が届かないのは?
これまでの米アップル社のスマートフォンiPhoneは毎年夏から秋に向けてモデルチェンジを繰り返している。そんな中予約で到着が遅れるのは人気商品として想像できるが、2週間以上もかかるとのこと。
コラムの著者が言うように、どうやら原因は、米国アップル社の委託を受けて組み立てを行っている台湾系の受託生産メーカー、フォックスコンの中国工場のトラブルにあるようだ。同社の山西省太原の工場では死者が出るほどの暴動、河南省鄭州では待遇改善を求める大規模なストになっているという。
9月の反日デモだけを見ると、日本だけが攻撃の的になっていると見えるが、中国ではデモや暴動は日常茶飯事。給与の引き上げからゴミの焼却場建設反対、土地収用への抗議、騒音問題など様々で、現代中国では、格差社会の上に多くの不満が蔓延しているという。まさに「不満大国」。
急激な経済成長のしわ寄せだが、それがまたも経済に影響を与えている点は皮肉である。
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