【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:周辺海域の資源活用、ロボや計測技術開発を」から
2012/10/17
2012.10.12 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:周辺海域の資源活用、ロボや計測技術開発を」から
日本の資源セキュリティーに貢献
コラムの著者 山﨑弘郎氏(東京大学名誉教授)は、夢のある資源大国日本の話である。
○四方の海底資源は貴重かつ豊富
山﨑教授によれば、日本の深海底に多くの貴重な資源(金などの貴金属やレアアースなど)が眠っているという。また、伊豆・小笠原海域や沖縄における排他的経済水域内に、熱水の噴き出す海底熱水鉱床が多数存在が確認されていることから、資源探査ロボットなどでこれらの鉱床の位置情報と、海底から効率的に採取するシステムの実現が望まれるという。
海底鉱床の試掘での鉱石の品質は、金を代表にすると、1トン当たり約3グラムと、通常の金鉱床と同程度だそうである。マンガンやレアアースについては、現在の使用量の200年分が眠っているという。
資源の存在を知る資源探査ロボットや計測システムは日本は海外に比べ強いという。深海底でも耐える計測機器や電源供給、通信手段の開発、さらに効率の良い採掘システムの開発と進めば、日本の資セキュリティーの確保に貢献するだけでなく、先端技術として輸出できる。山﨑教授の夢は、現実的な戦略を立てることで確度が上がるであろう。
コメント