【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ソフトバンク、もう一つの強み」から
2012/10/24
2012.10.22 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ソフトバンク、もう一つの強み」から
米大手M&A仲介を外した孫社長の戦略
コラムの筆者が語るのは、ソフトバンクによる米スピリント、ネクステル買収の間で同社の孫社長がとった施策である。
○米レイン・グループ(ニューヨークに本拠)につながる孫社長の人脈
レイン・グループは、ブティック型マージャント・バンクで、米ゴールドマン・サックスの投資部門で、IT、メディア、通信業界担当チームのリーダ、ジョーゼフ・ラヴィッツ氏とUBSの有力バンカーであったジェフ・サイン氏が2009年に設立したものである。同社の業績は、ハリウッド映画界の代表的代理店であるWMEエンターテイメントとも提携している。背景には、通信会社、ネット・サービスやメディア・コンテンツとのあらゆるレイヤーの関連業界の人脈と情報網を手中に収めている。
驚いたことに、ソフトバンクの孫社長は、レインのアドバイザリー・ボードのメンバーでもある。今回、米ゴールドマン・サックスやJPモルガン、モルガン・スタンレーといった大手M&A仲介者の手を経ずに、手数料を節約し、今後の買収先の選定力までも孫社長は手に入れている。
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