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2012.9.27  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:地域ブランド」から

多種多様ではあるが筋の通った地域経営が成功を導きだす

コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)が、地域ブランドから観光学、都市計画から地方行政まで地域の研究を行う地域デザイン学会第1回全国大会(@明治大学)に参加し、その様子を伝えている。

【シンポジウムでの興味深い話】

原田保会長(多摩大学教授)をコーディネーターとして

  • 森川裕一氏(奈良県・明日香村長)
  • 石川雅己氏(東京都・千代田区長)
  • 長沼明志氏(埼玉県・志木市長)

の講演があった。

○明日香村(森川村長)

高松塚古墳で有名な明日香村では、「まるごと博物館づくり」を解説。地域全体の魅力を高める取り組みで観(みどころ)・感(体験)・泊(宿)・食(食事処)・買(お土産)という5つの生活次元へ具体的な広がりを提案。

■地域経営の目標:明日香、奈良、日本の価値を伝えること

○千代田区(石川区長)

昼間人口の10%が大学・専門学校生という点を活かして11の大学と多くの連携事業を推進。一方、歩きたばこやポイ捨てに対しては生活環境条例を制定してきれいな街へと変身させた。

地域に集う住民、学生、社会人、行政が皆で共同参画社会を創ることを強調した。

■地域経営の目標:安全・安心

○志木市(長沼市長)

県内最低で1位の介護保険料、元気なシニアの市と胸をはる。健康という1つの社会資本の創る行政の取り組みを行っている。

■地域経営の目標:子育てのしやすさ、教育の熱心さ

いづれの地域でも首長がしっかりとした筋をもって使命を果たしていくことが重要だという。happy01

 

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