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2012.9.21   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:防衛産業、科学技術で安全性向上」から

考え方の相違

コラムの著者 新田義孝氏(四日市大学)は、戦史にあるように軍事や防衛産業と科学技術は密接に関わりについて触れている。この分野は他国では軍産複合体があるように産業との結び付きも大きい。

【日本海軍と陸軍の脚気に対する対応の差異】

○江戸患いと脚気

参勤交代で江戸に住むと発症し、国元に帰ると治るという、江戸患い。脚気のことである。原因は、精米によるビタミンB1不足などに起こる病気で、日本海軍は、明治時代に早々に解決、一方、陸軍は、日清・日露戦争まで克服できなかった。

○発想の違い

日本海軍:

 海軍からイギリスに派遣され帰国した軍医・高木兼寛は脚気の原因は白米にあると気付き、兵食を白米からパン食に変えて脚気を追放したという。イギリス医学は病気を治療することもあるが、その原因を取り除くことを重視した結果である。

日本陸軍:

 陸軍からドイツに派遣された軍医・森林太郎(鴎外)は麦飯と白米を比較し栄養的にどちらが優れているかを検討したが、白米に問題なしと報告しているという。これによって、日露戦争の旅順攻防戦で、ロシア軍兵士から『日本兵は酔っ払って戦争をしている』と揶揄されたという。乃木司令官の本当の敵は、ロシアではなく、脚気だったとの話もある。

 イギリス医学と異なりドイツ医学は、病気の原因である細菌を当時重視した結果である。

この他に新田教授は、日露戦争での火薬の取扱の違い、第一次世界大戦でのドイツ軍の毒ガス兵器の取り扱いの違いで当時の戦いの勝敗がことなったと指摘している。現在話題の沖縄県普天間基地に配備するオスプレイも、日米、地元間での安全性などの見解の違いとは言い切れない。科学技術で安全性を向上させる姿勢が重要である。happy01

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