【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:簡単商品にヒットの芽、手間もコストも低減」から
2012/08/22
2012.8.10 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:簡単商品にヒットの芽、手間もコストも低減」から
高齢社会における商品化の基本
コラムの著者 関沢英彦氏(博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー・東京経済大学教授)が解説するのは高齢社会での商品企画のあり方である。
【高機能による「複雑化」からコストが下がる「簡単化へ」】
最近は、「簡単化」を目指した商品が増えているという。
○オフォス商品
- 冷暖房の効率を上げるガラス:従来は複層ガラスを導入したり、遮熱フィルムを使ったりしたが、単純に屋内からもう一枚ガラスを重ねるだけという新製品。
- 「置くだけのパーティション(間仕切り)」:部署間の異動によるオフィスの間仕切りには従来変更にコストと手間がかかる。この製品は机に間仕切りを置くだけで、各席の独立性を保つ。
○食品市場
- 惣菜調味料:紙の容器に食材と惣菜の素を入れて電子レンジでチン。「もう一皿」が出来上がってしまう。
○軽自動車
- 車いすを簡単に載せられる軽自動車:通常はメカが複雑な車いす搭載の車を、アルミのスロープを伸ばすだけで、車いすや洗濯乾燥機などを載せることができる。
この他、タブレット端末をレジやPOSにすることなど、これまで複雑であった機能を単純化して、コストを下げることで、我が国だかでなく、途上国などでも商機が得られると、関沢氏は語る。
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