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2012.7.4  日経産業新聞の記事「眼光紙背:ソーシャル解析の意外な面々」から

米ネット業界のNEXT

コラムの筆者は、日本のICT業界の新たな遅れを指摘する。

○ソーシャルメディアやビッグデータの解析

ソーシャルメディアの普及でネット広告も広告商品効果が落ちてきたといわれている。バナーや検索広告などの従来型ではなく、人間の複雑なソーシャルなつながりでの口コミなどが重視されているからである。

この大小無数のソーシャルメディア同士の複雑な関係性を解きほぐし、人間関係を分析し、小さなつぶやきや拡散状況などを可視化するkとおが求められている。

コンビニなどでのPOSデータやダイレクトメールなど大量に発生している情報、ビッグデータを解析することで、個人の購買行動などを解析することも行われているという。

問題は、これらが従来のソフトウェア開発力とは異なった高度な統計や解析の知識や手法が必要となることで、米国では、リーマンショック後に余剰となった高度な金融工学やコンピューターサイエンスを駆使するエンジニアたちを急速に採用している点である。結果として、最近の米国のネット業界は、技術だけでなく知識的にも、かつての金融業界レベルの最先端産業になりつつあることだという。

○スマートフォンのアプリ開発ブーム

日本ではスマホゲームなどのアプリ開発が盛んであるが、従来のゲーム機産業と同様に技術の進歩だけに注目している点が危うい。コンテンツやその開発力を応用できる知識がまだまだ、米国に追い付いていない。happy01

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