【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:希土類資源の確保、互恵関係の構築、重要に」から
2012/06/03
2012.5.29 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:希土類資源の確保、互恵関係の構築、重要に」から
欲しい資源だけを採取し環境汚染を残すモラルの無さ
コラムの著者 内田裕久氏(東海大学工学部教授)の憂慮は考えなばならない。
レアアース、レアメタルの一種である希土類資源を海外に依存している日本が、欲しい資源を手に入れることは、資源確保の安全保障上当然と受け止められる。しかし、採取後に出るトリウムなどを含む放射能残渣処理について、中国政府など現地の当局から依頼が来ているにも関わらず、日本企業が相手にしないというモラルを欠くやり方が憂慮する点だという。
中国では、中国国内で製品を製造し中国から輸出する企業に対しては、希土類資源を優先的に提供している。トヨタやホンダはハイブリッド自動車を中国で製造し、技術提供しながら、現地で資源の提供を受ける。こう言っ互恵関係に基づいた日中間のスキームである。今後、内田教授はこの互恵関係が重要で拡大すると指摘する。
資源の国際的なサプライチェーンを築こうとするなら、日本企業のモラルのなさも是正しなければならない。
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