【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:チケット争奪戦、今は昔?」から
2012/06/15
2012.6.6 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:チケット争奪戦、今は昔?」から
チケット取りも頭脳派時代
コラムの著者 中島千晶氏(ジャーナリスト)が、劇場や演劇のチケット購入の変化である。一時は、プレイガイドの窓口へ朝一番乗りを目指して早起きしたり、必死で電話をかけたものだが、その姿を今や見かけない。
4月に渋谷にオープンした渋谷ヒカリエ。7月には、客席1972席という大劇場「東急シアターオーブ」ができ、気になる演目はどんどん増えている。一方で、チケットを販売するルートが多様化していることが、行列無縁の要因であるという。
・空席救済・満員応援サイト「おけぴネット」の運営者 山上寛さんの言葉を引用して、「プレイガイドがチケット販売を一手に引き受けていた昔に比べ、主催者・劇場・カード会社などチケット販売が多様化している。それぞれが会員組織を持ち、『先行販売』しているから、今や『発売日』っていつ?という状況です。」という。
票券管理システムをASPで期間貸しするところも出てきており、プレイガイドを通さないことから、手数料を減らしてチケットを販売するところも出てきた。ファンが出演者から購入するケースも増えているという。
中島氏の指摘するように、チケット取りも、体力勝負ではなく、パソコンでインターネットを駆使して「先行販売」情報を得て、さらに、いつ、どこから買うかといった比較まで行う頭脳戦となっいる。並んで買ったチケットのありがたみは、もう、ないのかもしれない。
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