【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:シェアハウス愛される理由、趣味仲間増え楽しさ自在」から
2012/06/08
2012.5.30 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:シェアハウス愛される理由、趣味仲間増え楽しさ自在」から
「タテつながり」から「ヨコつながり」へ
コラムの著者 粟飯原理咲氏(アイランド代表取締役)が語るには、20代~30代の『シェアハウス』ブームについてである。ワンルームマンションでの一人暮らしから1つ屋根の下で暮らす集団生活へと変化し、増加しているという。
人気があるのは、キッチンやリビングなどの共有スペースとは別に一人ずつ個室があるタイプで、デザインや暮らしやすさが工夫された物件。さらに、ヨガスタジオや音楽スタジオの併設や、アウトドア専門のコンシェルジュが常駐し、ロッククライミング練習用の壁が設置されている物件まであるという。
肝心なのはその消費傾向の変化だ。「モノの消費することより、誰かと体験や時空間を共有することに価値を見出し、共に暮らす『仲間』を持つことにステータスを感じている」と、西川敦子氏(『大人のためのシェアハウス案内』著者)も指摘する。
帰宅後や週末の会社の「タテつながり」ではなく、「ヨコつながり」で過ごしたい人にとって、シェアハウスは、家具などが備え付きで、転居が楽であるといった自由さも人気の理由だという。
生き方の多様性は、都会の単身者にも迫ってきている。
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