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2012.5.10  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:アンテナショップ」から

菓子メーカーの本気度を示すアンテナショップ

コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)が語るのは、アンテナショップに賭ける菓子メーカー業界に意気込みである。

○アンテナショップの役割

①対面販売を通じて消費者のニーズを直接に探り商品開発に活かす

②メーカーや地域のブランドを浸透させる

があるが、数年大都市に登場した地元の名産を物販する都道府県が営むショップは①の性格が強い。①と②を菓子メーカーは狙っている。

○POSで売れ筋データを得るが、ニーズの把握までは無理

POSでは、商品がなぜ売れたのか、あるいは売れなかったのかを知ることはできない。アンテナショップは、その把握が理由で商品開発活かせる。

スナック菓子は昨年も前年比でほぼ横ばい。しかし、人口減少による市場縮小は否めない。海外展開と国内でのシェア拡大が至上命令だ。また、流通大手ではPB商品が増え、菓子メーカーとしては対抗するためにブランドを浸透させる必要がある。つまり、商品を「はずさず」低価格で販売できるようにコストを削減しなければならない。消費者の反応を素早く見ながら、売れる商品づくりを行う必要があると言える。高岡教授も指摘しているように、原宿や東京駅地下街、お台場などのアンテナショップは、菓子メーカーの本気度を示している。happy01birthday

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