【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:シティー・ツーリズム、リピーター創造課題に」から
2012/05/28
2012.5.23 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:シティー・ツーリズム、リピーター創造課題に」から
都市内都市での競争、地域での協創の時代へ
コラムの著者 谷口正和氏(ジャパンライフデザインシステムズ社長)が語るには、都市が最大の観光地であることが明確になり、特に東京の巨大観光地化は顕著で、まさに「シティーツーリズム」が主体になりつつあるという。
東京・江東区のお台場地区の「ダイバーシティ東京」、渋谷地区の「渋谷ヒカリエ」そして、墨田区の「東京スカイツリー」など、都市が情報の発信拠点として変貌しつつあるという。これらの地区、地域同士が都市内都市として競争し、地区内の地域ではこれまで競合であったところ独自性を出すため協創する時代に変貌した。
大型連休の東京都内、横浜、千葉の一部を含めた首都圏への旅行の予約件数は、日本旅行によると、昨年同時期の2.1倍、東日本大震災の影響がなかったおととしと比べると32%増の高水準だとデータもシティー・ツーリズムが好調であることを示している。
これまでは東京はビジネス目的であったが、これが新たな観光目的の場になった。問題は、リピーターをどの位確保できるかといった課題である。鮮度頼みの期待値だけでは、飽きられてしまう。やはり、継続性のあるテーマ設定が地区に必要で、顧客の学習意欲をかきたてるコンテンツがそこには必要となる。
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