【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「グローバル時代の課長学⑤:今も新しい『盛田スピリット』」から
2012/04/29
2012.4.26 日経産業新聞の記事「グローバル時代の課長学⑤:今も新しい『盛田スピリット』」から
「違和感」こそ、G課長の力の原点
コラムの著者 キャメル・ヤマモト氏(デロイトトーマツコンサルティング・ディレクター)は、これまで登場したG課長(グローバル課長)の『違和感』の中に力の源泉があることを紹介している。
【ソニーの盛田昭夫氏から学ぶポイント】
- 「違和感を大切にする」
- 自分が新天地でビジネスや新しい人に出会って最初の100日間でもつ『違和感』こそがイノベーションのカギだ:盛田氏の薫陶を受けた鶴見道昭氏(ソニー・ヨーロッパ元社長)のインタビューからでた言葉である。
- 赴任当時は、欧州各国で独立して戦略を立てていたことに『違和感』を感じ、欧州統合を背景に、欧州全体でビジネス展開が出来ないかと考え実践した。
- 鶴見氏はもともとB2Bのビジネスに携わっていたが、欧州の社長になってB2Cも傘下に入り、B2Bの「顧客との距離感」がB2Cには欠如していることに『違和感』を感じた。そこでB2Cも顧客の特性を考える戦略で展開した。
- 違和感が双方向性を持つことも重要。つまり、自分が新天地にもともといた人から『違和感』ある人物に見られたら存在意義があると思えば良い。
- 自分が新天地でビジネスや新しい人に出会って最初の100日間でもつ『違和感』こそがイノベーションのカギだ:盛田氏の薫陶を受けた鶴見道昭氏(ソニー・ヨーロッパ元社長)のインタビューからでた言葉である。
- 「情熱的な対話」
- 盛田氏は40歳で英語もあまり話せない状態で単身米国に乗り込み、そこから世界企業のソニーをつくっていった。米国に到着するや否や、著名な弁護士を自分の師として米国でのビジネスのやり方を根掘り葉掘り聞く対話方式で徹底的に学んだという。
- 当時若手の鶴見氏にも真剣に話を聞いたそうだ。
- 情熱的に話を聴くだけでなく、これを伝えたいという情熱(パッション)も大きかったという。
- そこでのtipsは、『聞く人のことを考えて話す』ことだという。
- 「何でも結合」
- G課長は、J課長のように「同質村民」の排他性は持たない。「違い」を味わい、活かすのが面白いと感じる。
違和感を抱かせる人に子供のような好奇心をもって近付き、「情熱的な対話」に引き込み、「違和感」から「違い」を「結合」して無邪気に「和」を創りだす、これがコラムの著者ヤマモト氏のまとめだ。
G課長のビジネスへの取り組みはワクワクしたものであることが垣間見れただろうか?
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