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2012.3.29   日経産業新聞の記事「グローバル時代の課長学①:調整役の殻を破る」から

消費者への生活提案に2つの重点を設定

コラムの著者 キャメル・ヤマモト氏(デロイトトーマツコンサルティング・ディレクター)は、日本企業のグローバル化に伴って、従来型の日本人課長(J型課長)から「世界に通用する」グローバル課長(G課長)への変化について語っていく。今回は、J型、G型課長のイメージについて説明している。

【課長のスタイルの違いの典型例】

Tableなるほど、やんちゃなG課長と従順なJ課長。ヤマモト氏の視点は、海外から見れば国内で成熟した企業であっても、「新興企業」であることに立脚している。この新たな成長機会をつかみ、前線を引っ張るのは、残念ながらJ課長ではなくG課長だ。G課長の目には国内市場も新興市場と見えるはずだという。

J課長のように、上司と部下の中間sの存在でつなぎ役である。一方、G課長は、自ら引っ張る部隊を持ったリーダー型で、上下関係の両者を利用する。サムソン電子が世界各地に「地域専門家」を送りこんだように、自由に活動できる現地の活動の中核を育てるためには、本社の人事戦略に沿って、「やんちゃ」さがある中間管理職である。やんちゃとは、欧米の代表的なグローバル企業の人事本部長が、同社で活躍するマネージャーを日本企業のマネージャーと対比する際に形容した表現だという。

J課長がG課長になるのは困難に見えるかもしれないが、ヤマモト氏によればG課長がJ課長になることは更難しいことだそうだ。以後、このコラムでは、J課長がG課長に変身する術を示すようで楽しみである。happy01

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