【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「グローバル時代の課長学④:他社でも通じる専門性」から
2012/04/22
2012.4.19 日経産業新聞の記事「グローバル時代の課長学④:他社でも通じる専門性」から
専門性を獲得し、自らも専門家を動かすG課長
コラムの著者 キャメル・ヤマモト氏(デロイトトーマツコンサルティング・ディレクター)は、これまで登場したG課長(グローバル課長)の他社でも通じる専門性の取得法を紹介している。
【G課長のキャリア形成法】
- 専門性の選択における「1万時間ルール(丸5年ルール)」
- 米経営学者ハーバート・サイモンはチェスや語学を身につけるには5千時間が必要だと述べた
- 韓国サムソングループでは入社5年で費やす1万時間でキャリアの元になる専門性を習得させる
- 過去を振り返り、自分が最も時間を使ったことを選択する(例:財務、営業など)
- 「専門性のストレステスト」
- 習得した専門性を複数の職場環境で通用するか、試しつつ磨き上げる
- 転職しない場合も、事業部や地域を変えて異なる環境で専門性に磨きをかける
- 1か所3から5年のテストを2か所を行いたいとヤマモト氏は薦める
- 欧米のCEOの職場転換ペースの平均は3から5年
- 「他の専門性との結合テスト」
- 以下多彩で有能な人物であっても、価値を生み出すには多様な専門家との協働が不可欠
- 米アップルの共同創業者であったスティーブ・ジョブズは、
- 毎週月曜、4時間の濃密な会議を開催
- ハードウェア、ソフトウェア、デザインなどの様々な分野から延べ100人の専門家が出てきて、彼らと議論しながら製品コンセプトや試作品を考え練る
- 年間50週、計200時間。これを12年間繰り返して、世界を席巻する製品をつぎつぎと生み出した
- 米アップルの共同創業者であったスティーブ・ジョブズは、
- クロス・ファンクショナル(専門性横断的)で突撃型で「やんちゃ坊主」なG課長が望む姿である。
- 以下多彩で有能な人物であっても、価値を生み出すには多様な専門家との協働が不可欠
さて、これまでの「企業内」で適応性を重視してきた日本企業。大手企業にはすでに外資系企業に見られるようなG課長タイプの他社でも通じる専門性が重視され始めているという。
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