【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『線』から解き放たれたい本能」から
2012/03/14
2012.3.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『線』から解き放たれたい本能」から
通信インフラの利用の転換点
コラムの筆者は、最近の通信インフラの転換を『線』の有無、つまり無線インフラ、光ファイバーに代表される有線インフラに対して比較している。
移動移動体通信ベンチャー日本通信の三田聖二社長が語った言葉:『人間は、オギャアと生まれてきてヘソのの緒を切られた瞬間から”線”から解き放たれたいという本能を持ち続ける』を引用。実際、若年層を中心に、光ファイバー(有線通信)から無線データ通信へのシフトが急激に進んでいるという。
NTT東日本は同社の「フレッツ光」の月額料金を3月から1割超引き下げるという。2011年度のフレッツ光解約数は月間9万~1万件で3年前の2倍。自宅に固定回線を引かず、スマホの高速通信を使ってパソコンのインターネット接続を利用する『テザリング』(▶参考)が流行している。値下げはその対策というわけだ。
逆に線から解放する無線インフラは、パンク状態。NTTドコモやKDDIで大規模な通信障害が発生した。要因は、従来の携帯端末の比較して10倍の通信帯域を使スマートフォンの通信量をうまくコントロールできなかったことによる。
NTT東西の光ファイバー回線に投じた投資額は累計3兆円。国家的なインフラに閑古鳥が鳴くのかどうか、三田社長のいう本能によるというのはどうか。
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