【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:マーケティングの核心」から
2012/03/11
2012.3.8 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:マーケティングの核心」から
マーケティングは相手(消費者)と自分(企業)の関係のマネージメント
コラムの著者 中央大学商学部の三浦俊彦教授は、マーケティング戦略のニーズ対応とコンセプト提案の長所短所を説明している。さらに、この2つのバランスをマネージメントするかが、マーケティングの核心であるということを説明する。
【『ニーズ対応』の事例】
○コンビニエンス・ストアの「セブン・イレブン」
- POS(販売時点情報管理)端末を使った単品管理システムがベース。
- 全1万3千店以上を管理。
- 欲しいものが、欲しい時に、欲しいだけ、欲しい価格で揃うシステムを実現。
■同業他社との差別化は難しい
- コンセプト提案の導入
- 商品の50%以上、プライベートブランドとして、差別化を図る。
【『コンセプト提案』の事例】
○パリやニューヨークのコレクションに出るデザイナーブランド
- 分かる人にだけ買ってもらえば良い
■独善に陥りやすい
- ニーズ対応に相当する取り組みの導入
-
- 街頭で消費者動向の観察。
- 消費者の指示を受けている消費者のインタビュー
このようにまとめると、成功事例は、ニーズ対応とコンセプト提案はバランスの上に成り立っていることが分かる。バランスやタイミングの見極めなどのマネージメントがマーケティングの核心であることを三浦教授は指摘している。
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