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2012.2.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『賢熟楽』都市のススメ」から

日本版スマートシティーの在り方は

コラムの筆者の視点は興味深い。対象は、経済界ではにわかに注目され始めた「スマートシティー」構想だ。(▶参考) 米オバマ大統領のスマートグリッド構想や東日本大震災の影響を受けて、環境配慮型都市とも呼ばれ、コンセプトはエネルギーの効率的な供給に重点が置かれているという。最近では情報流通の効率化へ概念の幅は広がりつつも、従来型の都市基盤整備の枠から出ていない。

コラムの著者はアジアの各都市と東京などを比べると、不況の暗さは感じるが、なにかゆったりした気分が日本国内の都市にはあるという。アジアの諸国の都市では、エスカレーターが速すぎて乗り損ねたり、交差点では車にひかれそうになったり、緊張があるという。

さらにハンディキャップの配慮も徐々に整備されてきている。コラムの著者は、どうも単なるスマートさをこえ、成熟都市への変貌が重要ではないかと指摘している。高齢化社会適合型の「賢く(スマート)、成熟した、楽しい」都市づくりが、日本版スマートシティーではないだろうかと問いかけている。

筆者も新生都市にはない資産やノウハウを温故知新で日本版スマートシティーとして進めることが重要と思える。building

 

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