【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:ニコンらしいデジカメ登場」から
2012/02/15
2012.2.10 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:ニコンらしいデジカメ登場」から
メーカーに回帰してきた「らしさ」
コラムの著者 栗坂秀夫氏(パシフィックデザインアソシエーツ代表)が語るところによると、ニコンの最新ミラーレス一眼デジタルカメラ「Nikon 1(ワン)」を通じて、長く続いた、商品の量産、量販時代が地域や企業の持つ個性である「らしさ」を失わせたが、これを回帰する動きとして注目している。
デジカメは世界市場で日本メーカーの販売台数シェアが80%を上るとされ、簡単な操作、撮った写真をすぐ見れる、撮影データは失敗したら消せ、送ることもできる優れモノ。国内普及率は70%を超えているという。
当たり前だが没個性から「らしさ」を求めることは、大きな決断だ。ニコンの映像カンパニー・デザイン部の梅原高志氏(同コラムからの引用)は、「Nikon 1(ワン)」の基本概念として「小ささと多用途を融合したカメラとしての要素を厳選し、今までにない新しいデザインを目指した」そうだ。
存在感のあるボディーで一般受けよりもニコンらしいフォルムだ。
震災後消費マインドは慎重だが、「らしさ」を追求した商品は強みがでてきた。この傾向が今後も続くとみる。
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