【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「大学改革のベクトル⑦:国際化、秋入学で進むか」から
2012/02/08
2012.2.6 日経産業新聞の記事「大学改革のベクトル⑦:国際化、秋入学で進むか」から
言葉や通年制も障害に
コラムの著者 諸星裕氏(桜美林大学大学院教授)は、東大の秋入学移行計画を大学改革の一環としては評価できるものの、幾つかの課題があると指摘している。
○秋入学移行では国際化にほとんど影響がない?
・海外からの留学生の需要と供給が不明確のまま
⇒全学部2%未満を10%に上がるには大学としてコストと覚悟が必要との指摘である。
・教育言語
⇒日本語教育はまだまだ少数派。言語の壁を越えて東大で実のある学生生活を留学生が送れるかは課題である。
・教育ランク
⇒東大のランキングは研究機関としてのランキング。純粋に教育機関としての水準は研究機関のそれよりも低い。更に言えば外国人留学生が東大を卒業して価値がどれほどあるかといった評価が必要である。
・日本人の海外留学の東大生
⇒秋入学によって海外の大学とタイミングは確かに合致したが、語学力の向上による単位だけの取得に終わり、反って卒業単位の修得が遅れるのではないかとの指摘もある。
○授業の濃度
・海外の多くは、通年制ではなく、セメスター制(二学期制)
⇒年間通じての授業を半年に行い、1学期で完結する。言い換えれば、通年の1学期の2倍の濃さとなる。
⇒学期は短期間の方が教育効果が大きいとの研究が多く実証済み。
日本の教育機関としての国際化に東大の秋入学移行は一石を投じたが、いざ実施となると課題が多いのも事実である。
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