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2012.1.19 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:直販サイト」から

今後のアパレルECサイトのヒントはファッション雑誌の編集手法にあり

コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)が紹介する事例は、アパレルブランド NEWYORKERを扱うダイドーリミテッドで展開されている、テイストを揃え、ファッションに関するハウツーを写真入りで紹介しているの直販サイト(▶参考)である。

この手のサイトは、ZOZOTOWNのような、多数のアパレル商品を扱うEC(電子商取引)サイトとは趣がことなるという。つまり、実店舗で言えば、テイストが一致した数ブランドを限定的に販売するセレクトショップのような位置付けであるという。

興味深いのは、これまでファッション雑誌が提供してきた「マフラーの巻き方」や「コートのベルトの結び方」「テキスタイルBOOK」といったハウツー情報と商品を一緒に提供することで、販売員がいない直販サイトで、少しでも実店舗に近い感覚で消費者に楽しんでもらおうという狙いである。直接的な売上貢献に関しては少ないが、長期的には、ブランドイメージのアップにつながるとの期待がある。

顧客ターゲットを絞り、1つのテイストで商品やコーディネイト例、ちょっとしたハウツー情報などを掲載する方法は、これまでのファッション雑誌が採ってきた手法ともいえる。高岡教授は、今後のアパレルECサイトの可能性はこう言ったセレクトショップ感覚にあると指摘している。happy01

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