【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:5800万冊を再利用、ネット売買、アフリカに慈雨」から
2012/01/29
2012.1.25 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:5800万冊を再利用、ネット売買、アフリカに慈雨」から
You buy, we donate (貴方の購買で、私たちは寄付します)
コラムの著者竹内道氏(アークメディア社長)が紹介するのは、世界中の識字率向上、とくにアフリカの貧困に苦しむ子供たちへの力となる社会起業のモデルである。
この運動を進めているのは、米インディアナ州の名門大学、ノートルダム大学の学生3人が始めた不要な教科書をネット販売するベンチャー、ベターワールドブックス(▶参考)である。
教科書は通常の書籍以上に高価であり、学生たちには重い負担となっている。これをニーズに、景気動向にあまり影響を受けず、毎年躍進しているオンラインショッピングサイトである。
同社は、社会貢献を社是であり、DNAであることから、ごみとなるところであった5800万冊(2011年末時点)の本を販売、また寄贈することで、再利用してきた。収益の一部を識字率向上を目指すNPO Book For Africaなど5団体に寄付してきた。2011年8月に寄付金が1000万ドルに到達したことを記念して、Book for Bookというプログラムを開始した。同社のサイトで1冊本を買うごとに、1冊の本を、貧困に苦しむアフリカの子供たちを支援する団体に寄付する。最近このビジネスモデルが社会起業に注目されている。
同社の売上は順調で、自分のためだけでないショッピング活動が人気を集めている。
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