【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:お金から自由になる生き方」から
2011/12/03
2011.11.30 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:お金から自由になる生き方」から
「皆が私のように生きる必要はない。大切なのはお金の有無より、どう生きたいかだ」と語るドイツ人女性
コラムの著者でジャーナリストの川崎由香利氏が語るのは、ドイツで注目されている女性の話題である。彼女お金から自由になる生き方を実験している。元教師で二児の母である、ハイデマリー・シュヴェルマーさんである。60代まえに家や所有物を処分し、年金も返上。お金を持たず、自分のできることを提供して、必要なものを受け取る暮らしを14年間も続けているそうだ。しかもDVDでドキュメンタリーとして13か国語で販売しているという。
ちょっと考えると、つつましい生活で暮らしているように考えがちだが、実際は、ショートカットの白髪で、真珠のピアスをした普通のドイツ人女性である。
お金のない暮らし方とは、例えば温泉施設で休養したいなら、自分のできるサービスリストを見せ、サービスを提供して、その後温泉を楽しむといった方法だ。つまり、give&takeで物々交換(この場合はサービスですが)が原則。この原則を宗教や慈善事業でもなく行動に移す勇気が新しい、と川崎氏は指摘する。
サステナブル社会が望まれる中で彼女の実験は1つの可能性を示している。
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