【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「先端技術:準天頂衛星高まる期待」から
2011/12/01
2011.11.22 日経産業新聞の記事「先端技術:準天頂衛星高まる期待」から
期待高まる新サービスの実証実験
コラムの著者 山本優氏が解説するのは、準天頂衛星。皆さんは、すでに日本政府が、準天頂衛星を一基保有しているのをご存じだろうか?(▶参考)初号機は「みちびき」といい、測位以外に、遠隔操縦によるトラクター実験、地上での携帯インフラに頼らないで、衛星からスマホへの災害情報を送る実験など、実用化実験がこのところ盛り上がっているという。もともと、米国の軍事用衛星によるGPSでは、現状の品質を維持するかどうかは米国政府の意向次第であり、GPS依存からの脱却を望んで欧米や中国は独自衛星の整備を進めているという。
GPSとの併用によって民間利用では10メートル程度の誤差が1メートル程度となるという。さらに、最低3基あれば24時間運用、7基あれば、GPSに頼らず、日本で独自の測地システムができる。カーナビ、ゲーム、農業、鉄道など多くの産業のインフラとなるシステムだけに、実証実験の参加企業も増えてきている。また、11月21日政府は、2010年代後半までに4基をうちあげ、将来は7基体制にすることを正式に決定。これを国際競争の起爆剤として利用できれば新たな事業チャンスであろう。
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