【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』」から
2011/11/07
2011.11.2 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』」から
多様な個性を1テーマで展開するマーケティング
コラムの著者ジャーナリスト中本千晶氏が語る、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を魅力はダブルキャストにあるという。一度見たら二度、三度と見たくなるという。4つの主要な役どころ、ロミオ、ジュリエット、マーキューシオ、「死」のダンサーがダブルキャストとなり、個性の違った演劇がリピーターを呼ぶというのだ。
出自も持ち味も対照的な二人のロミオ。順列組み合わせで考えると16パターン。ファンは希望の組み合わせを懸命にチケットを確保するようだ。中本氏はツイッターで簡単な投票を行ったところ、同公演を観劇した10人中7人は2回以上みていたという。チケット代もS席で1万3千円。決して安くない。でも、同じ人のリピートを狙う販促が多いという。
あらゆる分野が「たこ壺化」し、「マニア」が増えた現在は、「広く浅く」ではなく、「狭く深く」の方が刺さるという。隙間隙間といえない状況である。
コメント