【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「グローバル人材、育成モデル⑦」から
2011/11/16
2011.11.10 日経産業新聞の記事「グローバル人材、育成モデル⑦」から
入社前の社員にも半年間の海外留学をさせるトヨタ
コラムの著者 プライスウォーターハウスクーパーズパートナー若林豊氏が、若手社員の海外体験は重要だが、語学力重視ではなく、職位(ポジション)に必要なスキルや知識要件などを明確にした上で、必要な育成施策を実施、さらに合理性のある報酬体系まで整える必要があるという。
さて、トヨタ自動車は、来春の大学卒業入社内定者を中心に、授業料や往復の渡航費用をトヨタが準備し(生活費は自己負担)海外留学を募集するという。500人以上の採用内定者の中で10人限定というから狭き門である。トヨタは、この入社前留学に限らず、グローバル人財に「トヨタウエイ」として体系的な育成プログラムや人事制度の一部に組込み、世界共通の価値観やスキルの形成を狙っている。
ただ、若林氏が指摘するのは、このような動きも留学や人事制度の真似だけではうまくいかず、自社の人材像がないことには、育成計画どころではないと指摘する。コラムではB社の失敗事例として、中国進出に合わせた日本国内の中国人留学生の採用があげられている。興味のある方はその内容を読まれた方が良い。
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