【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:住宅エネに『三種の神器』」から
2011/11/15
2011.11.10 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:住宅エネに『三種の神器』」から
国内電機産業の活路は「新三種の神器」にあり
コラムの著者 立教大学経営学部教授 高岡美佳氏によると、
- HEMS(家庭用エネルギー管理システム):住宅内の消費電力・発電能力を測定し、電力の使用状況や光熱費などを「見える化」する
- 家庭用リチウムイオン電池:夜間電力や太陽光による電力の蓄積、停電防止
- 太陽光発電システム:エコ発電
が今後の新たな「三種の神器」だそうだ。この新三種の神器は、これまでの三種の神器も含め、便利さと豊かさをもたらす点では同じである。
問題は、旧三種の神器の時のメーカーから新三種の神器のメーカーに国内電機産業が変革できるかという点に、高岡氏は注目する。つまり、これまでの電機メーカーが得意とし、付加価値を付けた組み立てだけではなく、上流にある開発や部品製造、あるいは下流のアフターサービスに移行できるかがキーだと指摘している。
サプライチェーンの上流への移行はある程度移行できたものの、下流のアフターサービスにはシフトしていない。上記の新三種の神器は、設置、施行、運転状況管理、修理などのアフターサービスが重要で、電機メーカーの移行はまだまだだ。ここに、国内電機産業の活路があるのではないかと高岡氏は指摘している。
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