【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:円高だけじゃない企業の逆風」から
2011/10/13
2011.10.10 日経産業新聞の記事「眼光紙背:円高だけじゃない企業の逆風」から
為替変動の一喜一憂より購買意欲の刺激が根幹
コラムでは、円高解消が、景気の強さにつながるのかどうか、疑問を投げかけている。北米航路のコンテナ船の貨物輸送実績を分析してみると、アジアから北米への貨物輸送量は、6月から2カ月連続で前年実績を下回ったという。6月からの変調は、米国の住宅市場の低迷長期化、年末のクリスマス商戦に関して、売り手側が弱気の見通しを立てていることが要因である。同航路の7割が中国発となると新興国の経済成長の減速要因にもなろう。
仮に円安方向に転じた場合、輸出関連企業にはプラスの影響がでようが、輸入原材料の原油、貴金属、非鉄や穀物が引き続き高値圏で留まると可能性もあり、反って一時的なプラスである公算が高い。
根本である購買意欲を刺激し、魅力ある商品づくりや新市場の開拓を忘れては、為替変動に一喜一憂しても仕方がない。
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