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2011.10.12 日経産業新聞の記事「マネジメントの肖像⑳ジェフ・ベゾス」から

インターネット・バブルを生き抜いたのは”逆張り”戦略

コラムの著者 ブース・アンド・カンパニー ディレクター岸本義之氏が紹介する最終回の人物は、2000年以降のインターネット・バブルを生き抜いたeビジネスの第一人者米アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス(▶参考)である。

20世紀終盤で登場したインターネットはビジネスの世界にも大変革をもたらした。2000年から2001年のインターネット・バブルが崩壊したころには、多くの起業家が舞台を去り、その中で生き残ったVBに米アマゾン・ドットコムがある。

創業者ジェフ・ベゾスは、プリンストン大学卒業後金融界に入り、投資会社DEショウのSVP(副社長)にまで昇進した。その後インターネットの将来性をみるに、オンライン販売に興味を持った。商品数が多く、インターネットの特徴である”検索”に馴染み、新規参入が容易なモノを探し、結果として書籍とCDを扱うことにした。

出版社の多い書籍は寡占が進みにくい。さらに、零細企業も多く、非効率な返本等の商慣習があることから、ネット販売で大きく効率化できると考えた。さらに、取次業者が卸売機能を持っていることから、在庫管理が容易であった。顧客の注文を受けてから本を取り寄せればよいのである。

1995年米アマゾン・ドットコムをペゾスは創業した。米国では書籍再販制度がないため、割引も可能で、大型書店(バーンズ・アンド・ノーブルやボーダーズ)が零細書店を駆逐する時期でもあった。そこにオンラインショップの普及は本を手軽に手に入れる手段として徐々に普及しはじめたが、参入障壁の低いために競合他社が多く参入してきた。競争優位性を確保するために、ワンクリック技術の開発、自社向け大型倉庫の運営を手掛けた。多くの投資が、巨大倉庫に使われたため、投資家の中には『オンライン書籍はバーチャル書店のくせにリアルな資産に投資する」といって酷評した。結果的にペゾスの「逆張り」の読み通り、競合他社は配送の利便性で優位に立てず敗退することになり、成功した。happy01

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