【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:合言葉は『明るいスマート』」から
2011/08/23
2011.8.19 日経産業新聞の記事「眼光紙背:合言葉は『明るいスマート』」から
リスク・テイキングがもたらす明日の日本
コラムでは、日本の産業界の合言葉になりそうな「スマート」を取り上げている。スマートフォン、スマートグリッド、スマートシティと、高付加価値な機能をもった既存以上に便利で、かしこく、エコロジーも考慮に入っている。
スマートフォンは、今や携帯電話の中で成長株。少し前のパソコン以上の機能を持ち、しかも身近な電話である。スマートグリッドは、電力設備をICT化してうまくコントロールしようというものだ。スマートシティは、多様なエネルギー源を活用、新しい交通網などのインフラを整備して、被害日本大震災の被災地の「その後」として脚光を集めている。
考えてみれば、スマートシティやスマートグリッド、スマートフォンに共通するのはスマートな改善によるもの。機能ばかり多い携帯電話を、自分流に使い勝手を良くできるスマートフォン。重電主義の電力を、非化石燃料と脱炭素化で改善して、小回りのきく電源にするスマートグリッド。これまでの都市機能を見直し、次世代への改善を施したスマートシティ。いづれも、日本のお家芸である「改善」がそこにはある。
そこには新しい技術開発や応用への挑戦があり、安全・安心の優先とは相いれないかもしれない。しかし、先人がスマートであったように、この間隙をリスクの規模を見積もって進む日本の姿に明日があるのではないだろうか?
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