【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「マネジメントの肖像⑬ピーター・ドラッガー」から
2011/08/27
2011.8.24 日経産業新聞の記事「マネジメントの肖像⑬ピーター・ドラッガー」から
経営者の責務をクリアにしたピーター・ドラッガー
コラムの著者 ブース・アンド・カンパニー岸本義之ディレクターが示す今回の人物は、ピーター・ドラッガーだ。(▶参考)
多くの著作で著名なドラッガーであるが、オーストリア生まれで、1933年に英国でジャーナリストとしてマネジメント関係の著者を書いた。1937年には米国に渡り、GM組織研究に招かれろ。以後、彼の業績は、先見性のあるコンセプトがあったことである。
【会社という概念(1946年)】
- GMの良さを認めながらも官僚主義的な問題点を指摘し、変化への対応の遅れの可能性を指摘した。
【現代の経営(1954年)】
- 企業の目的は、顧客を創造すること
- マーケティング研究に方向性を与える
- マネージメントの5つの基本的役割
- 目標の設定
- 組織作り
- 動機付けのコミュニケーション
- 評価測定
- 部下の育成
- 経営者が果たすべき役割
- 「経営者と他の人を区別する機能は教育的機能である」
- 「行動ビジョンと行動能力を与えられるのは経営者だけである」
- 「経営者を定義するには、ビジョンと倫理的責任だ」
- MBOManagement By Objective)目標による管理の提唱
- 軍隊的比喩の普及
【創造する経営者(1964年)】
- 今日我々が(企業)戦略と呼んでいるモノの最初の著作
- 企業戦略:個別の意思決定の上位概念として、企業全体の目的を示すもの
- 長期的なマネジメントの在り方も示す
【断絶の時代(1969年)】
- 知識労働者という概念の導入:知識労働者は知識が力であると認識し、組織内でその力を行使することで大きな役割を果たす
【未来企業(1992年)】
- 脱工業化社会について論じる:「これからの鍵は知識である」
- 「世界は労働集約的でも原材料集約的でもエネルギー集約的でもない、知識集約的になっている」
昨年からのドラッガーブームだが、常に未来を予見するような新しいコンサプトを打ち立てた点で驚異的だ。また、マネジメント分野だけでなく、リーダーシップやマーケティング、戦略、知識社会などの広範な分野で活躍した。
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