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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:『滅苦』にすがる」から

2011.6.8  日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:『滅苦』にすがる」から

経営とはもともと「ヒトを育てる」仏教用語

コラムの著者 ジャーナリストの川崎由香利氏は、東日本大震災以前から、「断捨離」ブームや「考えない習慣」(▶ 参考)の著者 小池龍之介氏の「ブッタにならう苦しまない練習」(▶参考)の兆候はあったものの、震災後、すべてがヘドロとなり凶器にもなる現実から、モノを持つことに対する疑問がわいてきたという。

ブッタは言葉以前に「幸福」や「成功」の軸からリーダシップ論のようなビジネス書は多く出ているが、「人生そのものが苦であり、苦をどう滅するか」という根本的なテーマ変わってきたという。「幸福」とは、今までは、モノや地位など外的な結果を得るという考えから、「滅苦」という「不安や孤独、寂しさを感じることはない」、「他の幸せ、繁栄を喜べる」に変化している。

結果だけを求める欲は苦のもとだが、原因を見極めて向上する「意欲」は仏教では良しとする。「経営」も本来、仏教用語であり、人を育てることとされる。ブッタの「滅苦」は、こういった意味から、ゆるぎない人生軸を整えるマネジメント術として広がるという。経営行うものとして自照しなければならない。

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