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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:松下幸之助氏の気構え」から

2011.5.5 日経産業新聞の記事「眼光紙背:松下幸之助氏の気構え」から

氏の言葉、「5%はきついが、3割ならできるはずや」

コラムによると、大震災後、産業界が出した電力消費量15%カットの案に触れて、発想の転換を促している。

  • サマータイムの実施
  • クールビズの前倒し
  • 在宅勤務の励行
  • 長期夏季休暇の導入
  • 就業時間の昼夜シフト

など、多くの案がでてきた。血のにじむようなコストカットで雑巾はカラカラの状態。その中での提案は、従来の改善・改良ではなく、仕事のやり方を抜本的に見直すものだ。

コラムでの松下幸之助氏の逸話はこうだ。松下電工が自動車メーカーから納入価格の3割引き下げを要請されたとき、他の役員は、「5%でも大変なのに」と猛烈に反対したが、松下氏は、「3割ならできる」と語った言う。その背景には、改善・改良の視点から、仕事のやり方自身まで立ち返って見直しをかけることを示唆したものだという。事実、1年後、松下電工は、3割値下げした製品を出荷できた。

日本の産業界が未曽有の危機にこの気構えで対応していることが分かる。あとは、消費電力量15%カットをお願いしている企業からもよい知恵がほしいものだ。

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