【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:国産材の森、再生」から
2011/04/16
2011.4.13 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:国産材の森、再生」より
日本の森林再生に若い感受性が変える
コラムの著者ジャーナリスト 川崎由香利氏が、森の荒廃を憂いて、NPO主催の森林保全活動に参加する都市部の若者が増えていることを取り上げている。
発端は、輸入材に圧されて放置されてきた国産材の森を再生する狙いで、木造率の低かった公共建築物の木材利用を促す「公共建築物木材利用促進法が昨年10月施行されたことだ。
全国の自治体で学校や病院などの建て替えに合わせた地産地消の木材利用が広がりつつあるという。この活動を支える若者の活動を取り上げている。その一例が、高校生と森の仕事をつなぐ、森の『聞き書き甲子園』だ。活動は4月で10年。100人の高校生が農林業従事者を訪れ、その技術や生活ぶりを聞き書きする活動で、「森聞き」と題してドキュメンタリー映画にもなった。(▶参考)
映画では自然への愛着と仕事の意味(生きるために働く)に気付いていく若者を追う。聞き書き甲子園の参加高校生が農山村とのつながりをNPO活動として「共存の森ネットワーク」として発足。こういった動きは大学生や社会人に広がりを続けている。
生命循環と仕事の意義、更にそれを理解した若い感性。これからがこれからの日本の森林を再生するちからになると期待したい。
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