【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:何事もゼロベースで」から
2011/04/01
2011.3.30 日経産業新聞の「眼光紙背:何事もゼロベースで」より
有事には常識ではなく、0ベースで考える
コラムでは、この大震災でフューチャーアーキテクト会長兼社長の金丸恭文氏の言葉を借りて『経済合理性とは、脆いものだ』と語った内容から有事の危機対策について解説。
これまで、防波堤の高さや原発の防災設備など、何れをとってもコストがかかり、確率での経済合理性で年限や費用、仕様を決定してきた。企業においても危機管理に相当なコストをかけるところは稀かもしれない。
それが、防波堤や防災設備がもろくも突破され、無力化された。同氏は続けて『我々経営者は経済合理性という言葉をよく使うが、ほかの条件も深く考えなければいけないことを、今回の原発の問題で思い知らされた』という。
東京電力の今後について一部国有化といった案もあるという。しかし、監督官庁の経産省自身の原子力政策の責任追及は、国有化で霧散してしまっては、元の経済合理性での再建になってしまうだろう。ゼロベースで考えることが平時ではなく有事の論理だ。
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