【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「強い大学:第6部震災復興への一歩(下)」から
2011/04/20
2011.4.19 日経産業新聞の特集記事「強い大学:第6部震災復興への一歩(下)」から
岩手大の研究者が自ら震災地のローラ作戦で防災研究を
コラムでは、昨日の東北大学に引き続き、詩人・童話作家であった宮沢賢治の母校の流れをくむ岩手大学に焦点をあて、現場力での研究で地域への貢献を進めている様子を伝えている。
同じリアス式海岸であっても津波に流された集落もあればそうでない集落もあるとの事実が見えてきたのも、3月28日に危険な場所を自衛隊車両の先導で陸前高田市から宮古市までローラ作戦で、現地情報の収集を行ったことにある。標高差だけでなく、地形条件、建物の配置などだ。岩手大では、この情報を科学的に分析し多様な海岸地形を持つ日本の津波防災に役立てようとしている。地図情報と突き合わせれば、津波の「浸水境界マップ」もでき、自治体や企業の防災計画、BCPなどに応用できる。
津波浸水地域で聞き取り調査も、避難に際して何が人の行動に影響を与え、結果として防災やBCPに対する示唆や課題解決を行おうとしている。
岩手大学は東北の農業・畜産の要。さらに、昨日の東北大学等のITや水産の地域に根差した研究が連携できれば、大きな復興の基軸になるだろう。
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