【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「都市再興:第1部価値を切り拓く①」より
2011/02/04
2011.2.1 日経産業新聞の特集記事「都市再興:第1部価値を切り拓く①」より
都市機能の見直しが新価値を生む
コラムでは、日本のGDPが中国に世界2位の地位を明け渡した反面、世界の主要都市のGDPはニューヨークを抜いて東京が世界一だという。景気低迷の中、東京では経済構造の変化が新陳代謝を促しているという。
2つの事例をコラムでは取り上げている。1つはスカイツリーの建設で一気に町工場地帯だあった墨田区が超高層マンション群の新都心になろうとしていることだ。もう一つは川崎市の川崎大師付近の工場街の変化。駅も含め都市を創りあげるという。京急の取り組みは、地元大手工場の資産活用と相まって、若い家族連れを想定した街に変わろうとしている。
東京は、過去の都市機能をその時々の経済環境に合わせて変え発展してきた。今は「萌え」の発祥の地である秋葉原は、過去を振り返らない街として有名だ。戦後間もなくは、闇市、電気部品、家電、パソコン、そして萌え系、さらにAKB48だ。どれも他の街にない規模とアイデンティティーをもって生き延びてきた。
金融と不動産が切っても切れないように、経済と都市機能も密結合である。都市が潤わなければ、経済は発展しない。
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