【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「哲学で拓くBIZテク③:ロックに学ぶ『経験力』」から
2011/02/05
2011.2.1 日経産業新聞の「哲学で拓くBIZテク③:ロックに学ぶ『経験力』」より
「仕事力」=「経験」を下支えする
コラムでは、ジョン・ロック(▶ 参考)の主張するイギリス経験論を紹介している。物事を知覚するための印象を定着させる(観念の形成)のは、才能なのか経験なのか?
ロックは経験のみが、観念を生むという。生まれて外部から生まれた子供が、生まれながらに持っている印象がないことから、経験が、白紙の状態に観念をためていくというわけだ。白紙の状態(タブラ・ラサ)から1つ1つ経験によって印象ができ定着できることで観念が心の中に作られる。とすると、経験は、面倒な行動と思うことは、極めて危険だ。経験でこそ知識を貯められるとする経験論哲学に沿うと、自ら積極的に体験し知見を高めることは非常に有効な仕事力向上につながる。
技術移管やスキルの移管は、古臭い徒弟制度のように非効率的だと考えていることはむしろ古い考えかもしれない。教えるためには体験者を増やすことに尽きるというわけだ。
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