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2011.2.4 日経産業新聞の「市場トレンド、私はこう読む:ライバル消費」より

対抗馬があるから消費が活性

コラムの著者 博報堂生活総合研究所エクゼクティブフェローの関沢英彦氏によると、「ライバル消費」とでも呼べるトレンドが強まっているという。ライバルは、本来は競合であり、企業にとっては頭の痛い存在だ。しかし、お互いを意識して、生活者の注目を集め、よりよい製品・サービスを提供する姿勢が見え始めると、消費が刺激されるという。

缶コーヒー、1000円コスメ、スマートフォン、タブレット型携帯端末、セダン型ハイブリッド車に止まらず、東北新幹線と九州新幹線の延伸と新型車両、東京の「タワー」対「ツリー」といった広範囲にこう言った潮流が見られるという。

二者択一あるいは多者択一でいずれは選択を余儀なくされるなら、お互いの特徴を磨いておいてもらえば良いというのが生活者の心情だろう。逆にそのような競争がないところは活性化しない世の中になってきている。

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