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2011.1.18 日経産業新聞の「TechnoOnline:『科学・技術』の表記」より

科学>技術ではなく、科学x技術が社会発展を生む

コラムでは、日本学術会議が政府に対して昨年末、「科学技術」という表記を「科学・技術」(中丸付き)にすべきで、科学技術基本法を改正すべきだと勧告したことについて言及している。

もともと、科学と技術は異なる。が、相互に作用しあい、今日の社会の発展に役立ってきた。科学的な知識のもとで技術が生まれることは事実であるが、相互の発展で人類に貢献してきたことも事実である。

問題は、技術偏重、科学の軽視、理系離れと、科学研究費の巨大化といったところにあるという。

日本の科学史では、科学の工業化が産業黎明期には至上課題であったという。ところが、この議論の本質は予算や軽重視といったあり方の原因があるようだ。相互作用を認め、どちらが重要であるといった議論ではなく、応用や結果での判断を「人類に役立つ」時間軸を拡げてみてはどうか。そこまで余裕のない現代人の性かもしれないが。

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