【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「メードバイJAPAN、第2部新興国で『世界標準』②」から
2010/11/26
2010.11.24の日経産業新聞の特集記事「メードバイJAPAN、第2部新興国で『世界標準』②」から
日本中心の視点からの脱却がグローバル展開のカギ
コラムでは、昨日に引き続き製造業を話題にしている。事例はエアコンの雄、ダイキンとカーナビのアルパインだ。共に、製造のキーとなる金型、ソフトウェアの開発や生産を中国の有力な技術集団に委託している。
技術やコア・コンピュタンスが海外に流出するのではないかという危惧。だが、ダイキン会長 井上礼之氏は、「いずれ委託先は独自開発するかもしれないし、他の企業と手を組むかもしれない」と反対する役員を前に言った。このリスクテイキングで、一挙にコストリードを果たしたダイキンは、低コストの生産ラインと購買力を一気に獲得した。同様にアルパインも20年来の中国の大学との交流によって、信頼による低価格で高品質なソフトウェア開発環境を得た。
では日本国内で技術は?属人的な技術で、技術者の高年齢化、後継者不足によって先々が不安定な技術継承。海外流出と考えずに、日本中心から視点を変えて、これらの技術の資産化するのではなく、フローとして活用し、相手と組むことでコスト削減やシェアや最新の市場情報を手に入れ、購買ネットワークのグローバル化で勝負する方が、勝算が大きいのではないだろうか?
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