【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「博士が語る実践の経営⑨」より
2010/10/20
2010.10.15の日経産業新聞の「博士が語る実践の経営⑨」から
同じ戦略でも「経営戦略」は結果論
コラムでの経営戦略が他の「戦略」とは違うという指摘は、17年間CEOを務められ13期連続増配を成し遂げた藤田東久夫氏だか(株式会社サトー元会長)ら、説得力がある。経営戦略を立てることでの弊害として、戦略に縛られ、進捗管理を行うだけの経営となり、自らの方向性が出せず、他社に負けることを招く。長期の経営戦略を立てた途端、経営環境に柔軟に対応できず、修正ができなくなる。立てた人のメンツ、企業の体面がさらに輪をかけることになるという。
必要なのは、経営の目標と方向性であって、意思決定の際、振り返ると見えるものは、強いて言えば「経営戦略」。つまり結果論。つまり、事前に計画する、製品戦略、市場戦略、事業戦略と、根本が異なっている。
経営者としては、戦略に頼るよりも、方向性を確かめながら一歩ずつ意思決定し、結果を謙虚に振り返る姿勢が重要だと同氏は指摘している。
経営ビジョンや方針も同様だ。自らが方向性を確かめ、柔軟に対応してこそ「経営」であろう。
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