【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「つぶやき」関連の2つの記事より
2010/08/29
2010.08.25の日経産業新聞の「つぶやき」関連の2つの記事より
Grandswellをどう活用するか迷う企業?
25日は2つの記事が目を引いた。1つは、ツイッターをはじめ企業側が社内でネット利用を制限するソフトの販売記事。一方は、社内の営業支援ツールとツイッター等ソーシャルメディアを連動させていこうというサービスの記事である。
これをどうみるか?迷いとみるか戦略とみるか?
数社のツイッター勉強会の主催者側で私も「貴社でソーシャルメディアとどう付き合うか」と質問する機会があった。戦略的にコミニュケーションとしてリソースを投入しているところと、まだ勉強中という迷いのところに分かれる。前者はまだ少数派ではあるが、嘗てのWEB2.0騒ぎ以上に、関心は高い。
多くは情報セキュリティーにリスクを増やすのではないかという危険論が主論である。一方、顧客のコミュニティから直接ニーズを傾聴する最高のマーケティングの場として積極的に動いている企業もある。
業界別では飲食業、小売流通業は多くがソーシャルメディアに既に取り組んでいるのに対して、大型流通業、大手広告代理店、大手メーカー、運輸業も取り組みが進んできている。もっとも、遅いのはインフラ事業やB2B関連企業で、ソーシャルメディアはB2Cの範疇との誤解も多い。
企業内での部門でも温度差がある。開発現場ではソーシャルメディアを有効活用したいと考えつつ、販売現場では、お客様窓口との混乱を避けて、活用を見送っているところもある。
このような状況で、法人が社会インフラでの生き物と考えれば、何れソーシャルメディアに程度の差こそあれ、関わることは避けられないだろう。そこで無策のままでは、コストばかりかかる。今から戦略研究や試行をおこないたいものだ。
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