【ヒット商品】ネタ出しの会 3. 発想編 「ヒット商品ネタ」を生みだす8つのトレーニング④アイデアを変幻自在で考えよう!
2010/06/04
A⇒A’やA×B⇒Cを拡張しよう
「おとなのチョコドリンク四季限定版」企画を例に考えます。この企画の「おとな」の概念を分解すると、ここでは20代後半から50代までの男女で、オフォスを利用する人となります。仕事をするためにオフォスに来る、過ごす、打ち合わせする、休むといった日常があります。また、おとなはそれぞれ嗜好が違います。大量消費が前提の商品企画を行うには、大多数の嗜好に合わせることになります。多品種で少量が前提であるなら、個々の嗜好から、口コミ的に広げていく戦略があります。
ここでは、(上司の指令?で)大量消費が前提の商品企画を考えることにしました。
図のように、購買者のA→A’、販売場所のB→B’を掛け合わせてみました。
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A |
A’ |
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おとなの |
バリバリできるビジネスパーソン |
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B |
オフォス |
仕事の場であって、成果が求められる |
常に活性化した状態である |
B’ |
休憩場所 |
喫煙室、食堂、自動販売機設置場所、休憩室である |
メリハリをつけるための休憩が必要である |
先ず、A→A’として、「おとなの」からイメージできるものとして「バリバリできるビジネスパーソン」としました。B→B’として「オフィス」から逆転発想で、オフタイムの「休憩場所」としました。A×Bは、「おとなの」×「オフィス」となります。どう解釈するかにもよりますが、「仕事の成果を重視する」ことをCとしました。さて、A’×Bでは、成果が、出来るビジネスパーソンの場合はどうかという仮説で、「常に活性化している」としました。同様に、A×B’では、「喫煙室、食堂、自動販売機設置場所、休憩室である」といった場所となります。最後に、A’×B’は、メリハリ(活性状態と休憩でともに効果がある状況)で、休憩を積極的に取り入れることを重視することが見えてきます。
「おとなのチョコドリンク四季限定版」はどうやら、メリハリをつけるための休憩を満足させる必要がありそうですね。メリハリをつける休憩は、気分転換、リフレッシュの場と品物が必要であると考え、アイデアとして「おとなのチョコドリンク四季限定版」に、キャンペーンとして、気分転換グッズをおまけにつけることを考えました。
利用者の視点で再チェック!
さて、「メリハリをつける休憩」に対して気分転換グッズは妥当なアイデアでしょうか。ここで、「どうして?」をさらに行って、妥当なアイデアであるかを検証しましょう。下表はまだ途中ですが、気分転換グッズ以外にもアイデアがありますね。
自分の発想で、プラクティスに挑戦してみて下さい。
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