【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑭Let's challenge!
【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑮Let's challenge!

【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑮アイデア出しを日常生活に取り入れよう!

プラクティス3でアイデア出しのペース作りについて説明しました。また、第三時間というあなただけの時間をつくることでペースを作ることを紹介しました。ここでは、これまでのまとめとして継続のルールを守るために日常生活に取り込むことを考えます。  

一日一案

 あたなが仕事で創作、制作、企画を日常進めているのなら、既に第一時間にアイデア出しが組み込まれています。アイデアを生む出すことが義務であるのですが、クリエイティブアワーズ(創造時間)は公認されています。創造時間を濃密にするか、長い時間をとって、成果を出すことに専念できます。

 営業職で、創造時間など皆無というあなたなら、いかがでしょうか。アイデア出しなど不要なのでしょうか。決して不要ではありません。逆に、アイデア次第で、成果の出方が変わるともいえます。なぜなら、多くのお客様はあなたの提案を待って購入を判断しているからです。お客様に会ってばかりで、提案活動の時間をさけないというあなたなら、お客様と会いながら、一緒にネタ出しをするような場にすることも考えてください。例えば、お客様にご挨拶に伺いながら、お客様の困っていること、自社の商品やサービスを買ってもらっている際に気付いたことなどを、建設的に聴いてみましょう。もちろん、直接ビジネスに無関係な一見無駄話と思える中にお客様のジーズが見え隠れしているはずです。

 考える時間ならたっぷりある。しかし、実行にはお金と知識が今以上に必要で躊躇しているあなたなら、本当に自分が取り組むべき発想が見えていない可能性があります。極端な意見ですが、あなたのアイデアが投資家や一緒に進んでいく仲間を魅了するようなものでないということです。つまり、あなたと一緒にワクワク感を共有できる仲間が、まだ現れていないことなのです。第三時間に余裕があるのなら、同じ話題で第三時間を共有できる仲間を作り、ワクワク感や共感を生むアイデアを一緒に考えてみてください。

 さて、みなさんに共通していることは、集中的に一気にアイデア出しをするのではないことです。第一であれ、第三時間であれ、日常生活の中でアイデアを貯めて、ヒット商品に生み出すような力をつけていくことです。

 まとまった時間があれば、創造時間は作りやすいものです。ただし、効率よくアイデアを溜め込める計画が必要です。細切れ時間がある方は、継続しやすいようにノートやパソコンといった記憶できるものの助けを借りましょう。細切れの時間をつないで、ひねり出しましょう。

 一日一善と同様、一日一案をペースにすることも継続のコツです。半年継続すれば150種以上、1年で300種以上のペースで、アイデアを生める計算になります。

 ここでいう案とは、単なる思い付きではありません。実施案や価値、ビジネスセンスで、買い手と売り手までがイメージできるもの、という意味です。

「変人」クラブを作ろう

 プラクティス12で「変さ値」について述べました。ここでは、「変人」になるのではなく、仲間と「変さ値」をあげて、切磋琢磨をしようというものです。

 えっ、そんなクラブは我が社では認められない?いえいえ、何も職場でという意味ではなく、家族や友達も含めて、気さくに無駄話ができ、アイデア交換が出来る仲間という意味です。例えば、ゴルフ部でも、ゴルフばかりをやっている訳ではありませんね。コンペのパーティで、気さくにアイデア交換できる機会をつくるということです。

 アイデアに具体性を持たせるには、アイデアを出す以上に知識が必要となってきます。個人でアイデアを暖めることは出来ても、実現する所までなかなか進まないのは、実現手段や現状の情報、将来の予測など、アイデア出し以上に、多く情報が必要となるからです。また、助力や支援、調整も必要となっています。

 この時点で一肌脱いでくれる仲間がいると、あなたにとって大きなアイデアを実用化する推進力になります。一方、仲間も、あなたとともに考えることで、アイデアの実用化を実体験できるメリットがあります。大きなプロジェクトで企画を行う際、「変人クラブ」をブレーンとして扱えば、ネタだしとしては半分以上成功しているといえます。なぜなら、変人クラブでの意見交換で、プロジェクトの成果を出す前に十分な検討が行われるからです。

 第三章以降は、変人クラブのように、忌憚ない意見をあなたに返してくれるパートナーが入ればより効果的に進めます。

アイデアノートで発想のペースをつかむ

 日常のアイデア出しを定着させるための日常プログラムを作って見ましょう。細切れ時間で創造時間を作っている人は、連続的にアイデア出しを行うためにノートが必要です。

2-15


 アイデアノートは、図のように、日付順で、見開きでつかいましょう。一方は、左ページのアイデア用、右ページは修正や追加用です。

 アイデア用は、中心にアイデアの図を書く、プラクティス10で使った曼荼羅風の表でも結構ですし、走り書き、自分でプラクティスをやった結果など雑然としていて良いのです。ただ、日付順にだけはしましょう。後で、アイデアを思い返す時に、最も検索しやすいのは日付です。そうだ、○月ごろのアイデアだった、といったように時間で引くとすぐ目当てのページが出てきます。

 アイデアノートではなく、パソコンで進めたい方は、「アイデアのサプリメント」をご覧ください。

 ノートをつくるのは、アイデア出しのペースを作ることが目的です。ですから、自分の発想のスピードに合わせて貯めていくと考えてください。ノルマのように、1か月でノート1冊というやり方もありますが、最初から気負いすぎて三日坊主になりやすいですから、ある程度ペースがつかめてから、ノルマをかけても良いと思います。

 今回のプラクティスは、これまでの練習を活かしてアイデアノートを作ることです。

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