【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「就活のリアル:主体性どう育むか、失敗こそ成功・成長の糧に」から
2024/11/02
2024.10.29 日本経済新聞の記事「就活のリアル:主体性どう育むか、失敗こそ成功・成長の糧に」から
自分なりの経験則を身につけるために主体的な活動を
コラムの著者 上田 晶美氏(ハナマルキャリア総合研究所代表)は、一緒に大学の文化イベントで映画上映会を運営した際の打ち合わせで、ある大学の職員が「指示待ちの若者が多くなって気がしますが、ボランティアに来る学生は違いますね」と言ったことを思い出した。この大学では学生ボランティア制度があって、学内イベントに参加協力し、運営も行えるという。上田氏は現代の大学生の気質から主体性を持つことで就職活動に応用してほしいと願っている。
○指示されないことを自分からやって無駄や失敗、怒りを買うことも成功や成長の糧
上田氏によれば、このイベントでボランティアチーフの女子学生は大変優秀で、かつ主体的で、感心したことが多くあったという。例えば、授業の合間の昼休みに話し合いに参加し、どんな宣伝方法が効果的であるかなど学生の立場で提案したという。当日は司会を務め、その台本もしっかりと作成していた。
その学生チーフは、交流会の企画で、ボードにシールを貼ってアンケートをとることを提案してくれ、見える化することで大変好評だったという。どこで思いついたかを上田氏が訊ねたら、他大学のイベントに参加したときに、良いと思ったそうだ。彼女は活動範囲も広く、体験と併せてリサーチもしている。この先の就職活動でも、ボランティア活動の延長線上でうまくいくだろうと上田氏は予想している。
学生時代のイベント活動、例えば学園祭の実行委員などを経験した学生は、打ち合わせ時間などのスケジューリングやコミュニケーション力が磨かれ、リーダーシップを発揮して視野が広がるのだという。そこには「主体性」の発露があるという。
指示待ちの若者が増えているのは、悪気はないが失敗したくないという気持ちが先に立って、勝手なことをして無駄や失敗、あるいは怒られるようなことになりはしないかと恐れているところがあると、上田氏は指摘している。逆に早く多くの失敗をして自分なりの経験則を身につけ、主体的に動く方が成功に近づき、成長できるとも示唆している。そもそも、学生の経験に失敗などはないと思うと上田氏は応援している。❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵