【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「Deep Insight:日産とMSの顧客創造」から
2025/08/15
2025.8.14 日本経済新聞の記事「Deep Insight:日産とMSの顧客創造」から
顧客との対話が価値創造の起点
コラムの著者 中山 淳史氏(日本経済新聞社 コメンテーター)によれば、世界で人員削減が相次いでいるが、日産と米マイクロソフト社(MS)は共に2万人の削減を行うという。日産は、米国や中国で販売が低迷し、日本の追浜工場も操業を維持できない状況である。MSはいたって好調であるが、AI時代のビジネスモデルを先取りすることを経営陣は考え、空白を作らず顧客との接点のあり方を模索し始めている。
◯両者の人員削減は共に2万人だが、業績が大きく異なる
中山氏によれば、象徴的な2社だが、エンジニア(技術者)を削減対象にしている点も共通している。MSではAIがすでに多くの技術者の領域で相当な勢いで侵食が始まっているからだという。だが、一方的にAIが人間全てを職場から追い出そうとしているのではない。技術者を削減する一方で、MSが重視するのはマーケティング分野である。つまり、顧客との接点に関連した分野の人材であるという。人間の役割や、AIとの分業の構図が見えてきたということである。開発やインフラへの巨額投資は継続するが、本当の価値創造の現場が企業や個人から成る顧客との接点にこそ開けている、と気付き始めたのかもしれない。
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